すっかり寒くなってまいりました。
1年の流れはとても早いものだと実感しております。



さて、美声ラボを含めて養成所や専門学校など、授業開始から半年以上経ちました。
この時期になると、頭角を現しはじめる子がクラスに1~2人出てきます。



そして、これからの半年は「その1~2人が切磋琢磨している姿」をみて、グングン伸びる子が出てきます。やがて最初に頭角を現していた子が焦る、といった姿を、私自身が学生だった頃から見てきました。



①ライバルは現役の声優である。
最初に頭角を現し、教室にライバルがいない場合は、自分の本当のレベルがどのあたりなのか見えなくなりがちです。
現場に近い立場だったら、なおさら気を引き締め、目標とする声優と自分を比べていきましょう。




②逆境を乗り越える
身近に目標と出来るライバルがいる場合は、わりと伸びやすく、いい環境だと言えます。




③安心しすぎはNG
まだ技術面で未熟だとしても、努力を重ねれば、ある程度まで到達します。
習得するスピードは、人と比べなくても大丈夫ですが、クラスのなかで「ある程度できてればOK」と考えるのはやめ、常に緊張感を持ちましょう。




先日、プロクラスの生徒さん達に、プロの声優さんとアニメオーディションで戦う機会がありました。
「まずは同じ事務所で戦い、次に他事務所の声優と戦う」といったスイッチを理解できたかと思います。視野は広くもって、引き続き頑張っていきましょう!





プロクラス後期生徒さんの感想です。
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【ロリ声】
①お腹を押し込む力②呼気を調整する喉③軟口蓋&硬口蓋への呼気の当て方
この2点が重要になります。
呼気を調整する喉が少し弱いですので、高音の発声で馴らしていきましょう!
喉の筋トレを行っている間にも、前に出す音、引っ込める音・・など、テクニック面も
併せてトレーニングできれば強いです。
頑張ってください!


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【高音で喉が締まる場合】

喉を開く際に行っている、ゾンビあくびを思い出してみましょう。

やや吐きそうになりますが、舌の根本が下がるのをご自身で確認できるかと思います。
実は、その舌の根本がポイントです。同時に軟口蓋も引き上げ、
口腔内に大きな空間を作ってみましょう。

馴れるまで口の中がもっこりしますが、この空間を作ったまま

高音で発声練習を行うと、「喉がひらいたまま」の練習ができます。
キャラクターの音を掴めるようになりましたね!
引き続き頑張ってください!

プロクラス前期生徒さんの感想です。
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普段の自分とはわりと異なるキャラクターを演じる場合
思い切りの良さも必要になります。
今回は「気の強い女の子」ですので、音圧を自在に操っていきましょう。
はじめはテクニックから入る部分もありますが、練習を重ねるたび
自分の中に「気の強い女の子」が生まれ、本物になります。
早口言葉、落ち着いていてとても良かったです。



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舌の置き場所を変えると、一定期間、今までよりも滑舌が甘くなります。
3か月後を信じて、鍛錬してください。
地味なトレーニングではありますが、全ての基礎です。
演技や対応力など既に持っている技術は高いですので
この部分をクリアできれば、おそらくオーディションも受かりやすくなると考えています。
頑張りましょう。

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滑舌に関しては、とても歯切れよくスッキリとしています。
読み間違えない一番理想的な方法は口に覚えさせることです。
医療系の海外ドラマ(グレイズアナトミーなど)を吹替で観ると
言いづらい言葉のオンパレードで、さらにモチベーションも上がるかと思います。
悔しさをバネに頑張りましょう!

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マンツーマンレッスンの生徒さんよりハロウィンケーキを頂きました。
後期生徒さん達とみんなで美味しく頂きました。ありがとうございます!
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プロクラス生徒さん達より、お土産を頂きました。
前期生徒さん達とポムポムプリンのケーキを美味しく食べました。
ありがとうございます!

それでは、今週も頑張りましょう!