帰宅してから、繰り返し使える保冷剤をジップロックに入れ、ズボンの左右のポケットへ。
さらにリュックのパソコンスペースにも大きな保冷剤を一枚。 背中がまったく熱くならない。 こんな簡単なことに、もっと早く気づけばよかった。
午後はマンツーマンレッスンが二本。
どちらも模擬オーディションの振り返りだった。 一人は本科。 もう一人は研修科。 同じ台本を見ているのに、見えている内容が違う。 だから教える場所も違う。クラスのレベルが上がるというのは、できることが増えるだけじゃない。 修正する場所が細かくなることなのだ。
そのあと、芸能事務所のマネージャーさんとオンラインミーティング。 前回の授業のあと、「少しお話ししたい」と言われていた。 この言葉を受けると、わたしは勝手に反省する。 求めていることと何か違ったのかな。 人は事実より先に、自分の想像に叱られる。 でも実際は、とても穏やかな打ち合わせだった。
向こうが求めていること、こちらができること。 生徒たちをどう育てていくか。 そんな前向きな話だった。 ただ一つ問題があった。 スマホの充電が、20%しかなかった。 途中で、充電があと10%になったことをお知らせするあの音が鳴る。 でも話は盛り上がっている。途中で充電ケーブルをさすも間に合わず、 ついに画面は真っ黒になった。 急いで充電するも、すぐには電源がつかないので電話もできない。 こういうとき、人間は焦りすぎて、「パソコン立ち上がれ」としか考えられなくなる。なんとか早い段階でスマホも充電でき、電話が無事につながった。 パソコンもZOOMが更新を要求してこなかったし、最後まで打ち合わせができた。それだけで今日は合格点だと思うことにした。
今は教室で雨宿りをしている。外ではゲリラ豪雨。
事務所の声優さんが、この雨の中、20時までに台本を受け取りに向かっている。
せめて、受け取り可能なお時間を先方にお伝えしたり
本人が何時に到着するかなどの連絡をとりあうなど
自分にできる仕事をする。
そして、さっきの打ち合わせで話したことを整理する。生徒さんたちの課題やテーマを書き出し、メールを作る。来週指導に向かう先生へ共有する内容もまとめる。
結局、考えることは一日中同じなのかもしれない。
どうすれば、もう少し伝わるだろう。
どうすれば、この人はもっと良くなるだろう。
そんなことばかり考えている。
雨はまだ止まない。
でも、急いで帰る理由もない。
今日は少しだけ、この雨宿りも仕事のうちということにしておこう。